2020年4月より小学校でのプログラミング教育が必修化されたことに伴い、当社では建設業に関する工事現場体験や事業説明、建設業に関するキャリア教育に併せて、ドローンを用いたプログラミング体験教室を開催しております。
今回は香美市立片地小学校にお邪魔しました。
片地小学校のすぐ近く、小田島地区の物部川緑地公園では国土交通省の事業として高知河川国道事務所様発注「令和2-3年度 物部川小田島地区堤防築堤工事」を施工させていただいております。
高知河川国道事務所様⇒ Twitter
当日は6年生の児童12名を対象に開催させていただきました。
まずはじめに、ICT推進室の岸田菜奈より「建設業の魅力と役割」についてお話ししました。
建設業は人々の生活を豊かにするとともに人の命と財産を守る重要な使命を負っていることを説明し、土木技術者になるためには今の学校での学習(算数・国語・理科・社会など)が基礎になっていることをお話ししました。
また、近年の土木工事において活用されている様々なICT技術についても紹介させていただきました。
次に作業所長の足達大輔より、小田島地区堤防築堤工事の工事概要はじめ、どんな工事が何のためにどうやって進められているかを説明させていただきました。また、ここでもやはり現場のICT技術が駆使され、ドローンやレーザースキャナを使って現場を3D化することで、現場イメージの見える化を図っていることを紹介いたしました。
次に社長の大場より「SDGs」のお話を児童に分かりやすくお話しし、17の目標と地球規模における自分たちの “今” と “将来” についてみんなで考えました。今ある資源を今の時代に使い切るのではなく、次世代には今あるものに少しでも付加価値を加えて譲っていこう。そして物質的な面だけでなく、人の心の豊かさについてもお互いがお互いを理解し合い、全世界の人々みんなが心身ともに今より豊かな生活を実現していこうとお話ししました。
次にICT推進室の井上里沙より「ドローンの紹介と取り扱い方法」について話をしたあと、いよいよドローンを使ってプログラミングの体験をおこないました。
取り扱い説明を熱心に聴き、タブレット・アプリの使い方さえ知ればあとは児童たちがどんどん自由に操作します。
自動航行であらかじめ決められたコースを飛行してゴールするために、スタートからコースの長さや高さや角度を測り、そのコマンドをアプリに入力して飛ばします。はたしてドローンが自分たちの思い描いている通り飛行してくれるでしょうか。
出来た班も、出来なかった班も、何度も繰り返し飛行させていました。
失敗してもなぜそうなたっか、どこでミスしたかをみんなで考え修正に修正を重ね、自分たちの意思とドローンという高性能な機械の動きとを徐々にリンクしていきました。
近年、建設業の現場においてはICTが普及し、ドローンやレーザースキャナ等によって現場を2次元から3次元で捉えるようになり、それに併せて様々な最新機器の普及によって益々生産性の向上が図られています。
ドローンを使ったプログラミング体験を通じて、建設業への理解を深め、近年建設現場での活用が広がるドローンに触れるとともに最新の機械を自分たちの意のままに動かすことを学びました。
児童たちが将来就職の際にその選択肢の一つとして建設業が上がることを期待します。
片地小学校の皆さんありがとうございました。